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| 窯出しの始まり | 岩田海希さん | |
| 写真を飾りました。こちらをご覧ください | ||
須恵器の最大の特徴は【焼締め】と【最後に燻す】ところにある。
「焼締」というのは、釉を掛けずに薪で焼いたものである。
薪で焼くと、灰が高温状態でガラス状になったり、様々な変化を起こす。
現代では、灰を吹き付けて電気でそれらしく焼く方法もあるが、それらは本来の焼締ではない。
「最後に燻す」とは、火を止めるとき、空気を遮断し、完全な酸欠状態で冷却してゆく。
燻すことによって、土が赤褐色から灰黒色に変るのである。
灰黒色の焼締―これが須恵器である。
現在、須恵器を焼いている人は殆どいない(皆無ではないが・・・)。
現代日本の焼物は百花繚乱、須恵器を源に発展した日本の焼物は、今、日本が世界に誇れる数少ない文化の1つであろう。 だが、須恵器を焼いている人が皆無に近いというのも不思議である。
何故燻すと赤褐色から灰黒色になるのか、何故須恵器が中世になると消えてしまったのか・・・・・。
私は須恵器に出会ってしまった。
これを広めるのが私の焼物人生の使命・天命だと思っている。